吃音の薬物治療

薬物治療

吃音の薬物治療は「抗精神病薬(こうせいしんびょうやく)」「ドーパミン拮抗薬(きっこうやく)」が使用されることが多い。

抗精神病薬

ドーパミンは体内で過剰に生産されると、吃音を引きおこす可能性があると言われている。
そのためドーパミンを抑える抗精神病薬を服用すれば、吃音が軽減するという理屈である。

一部の研究によれば抗精神病薬を服用し、吃音が改善したとの報告もある。
しかし一部の抗精神病薬(ハロペリドール)には、強烈な眠気や脱力感、震えなど、大きな副作用があり日常生活に支障をきたす。

最近では副作用の少ないオランザピンが使用されることが多い(商品名はジプレキサ)
入手するには病院で処方してもらうか、海外通販を利用する。

ただしこのオランザピンにも不眠や眠気、体重が増加しやすいという副作用がある。
特に体重増加は、常用する吃音者にとって大きな問題となりやすい。
そのため、服用するにはダイエットも同時に行う必要がある。

薬物治療の科学的な有効性

薬物治療は、理論的には吃音に対して有効だと言えるが、確かな科学的根拠(エビデンス)は不足している。

薬物治療の有効性を示すデータを得るには、「薬を飲んだグループ」と「偽薬を飲んだグループ」の2群を調査する必要がある。
※調査に「偽薬を飲んだグループ」を入れるのは、プラシーボ効果(薬を飲めば治ると信じることで改善がみられる)でグループ間に差がつくのを防ぐため。

調査に参加する吃音者には、自分が「薬を飲んだグループ」なのか「偽薬を飲んだグループ」なのかは知らされない。
そもそも偽薬があることすら知らされないため、倫理的な問題がつきまとう。

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