吃音は自然に治る場合もあるようですが
親類が一時的に吃音(どもり)になったことがあります。
思春期に入ったばかりのころ、入学した中学校には同じ小学校の卒業生がいなくて、
本人なりに緊張して通っていたのかもしれません。
毎日帰宅すると、学校での楽しそうな話はするのですが、吃音の度合いが強くなってきて、
2年弱ぐらい続いたと思います。
今調べてみると「連声型」という同じ音を連続して発するタイプでした。
本人は、吃音になるのを周りに気づかれないように、短い言葉で返事をしたり、
発音しにくくて吃音になりやすい言葉と、比較的発音しやすい言葉があったようで、
発音しにくい言葉を言いたくなったときに、頭の中で一瞬のうちに発音しやすい
同じ意味になる言葉と変換して声に出して言っていたそうです。
ですので学校の友達はそれほど気がつかなかったそうです。
当時、もちろん気にはなりましたが、本人の負担になるようなことを言ったり思ったりすると、
悪化するような気がしましたので、家族や親類は努めて気にしないように様子を見ていました。
2年ほど経ったころ、ふと気がつくと治っていたという感じです。
学校に馴れたためかどうか、理由ははっきりとはわかりません。
その後再発はしていませんが、まだ別の環境になったわけではありませんので、
別の環境になったときには、気をつけて見守っていようと思っています。
どなたにも当てはまる例ではないかもしれません。
それぞれに合った対処法や治し方が早く見つかりますように。